
今回はタンギングについてです。タンギングは基本かつ重要なものなので、しっかり身につけて強い味方にしましょう。
小学校の頃、リコーダーをやっていた方は「トゥートゥートゥー・・」と舌をつかって歯切れよく音を出すことを教わったかと思いますが、基本的にはそれと同じです。
具体的には、リードの振動を舌の先で軽く触れることで止める→舌を離すことでリードがタイミングよく振動し出す、という一連の流れを指してタンギングといっています。
舌を動かすときにアゴも一緒に動いてしまわないように注意しましょう。アンブシュアも崩れないように。舌だけを思いどおりに動かすのは意外と大変ですが、ゆっくりでイイので、音程がシャクれ上がったり、ズリ下がったりしないように気をつけながら慣れていきましょう。
もう1つ、息はロングトーンをするとき同様に、しっかりお腹で支えて一定に保ちましょう。タンギングをするたびに、息が「フッ、フッ、フッ・・」とならないように。息は「フーーーーーー・・」と一定です。
吹き始めの1音目のタンギングでも、吹いている途中のタンギングでも、ポイントは舌を付ける/離すでリードの振動(音が出るか出ないか)をコントロールするだけで、アンブシュア、アゴの位置、息などそれ以外のところは変化しないということです。
レギュラーのタンギングの他にも、ハーフタンギングや、スラップタンギング、ダブルタンギングといったものもあり、用途に合わせて使い分けることで表現の幅が広がります。
また、ジャズなどにおいては「ダー」とか「ドゥー」など濁点がある音を発音するようにタンギングすると、ルーズな感じが出てナイスです。
タンギングが上手く出来て活用されていると、驚くくらいフレーズがイキイキしてきます!!
今回は楽器を吹くということについて書きたいと思います。
サックスは吹奏楽器ですので、コレはもうやっぱり何を差し置いても「吹く」という行為がもっとも重要だと思うワケです。
でも、ある程度容易に音が出せる(とりあえず鳴る)ようになると、メロディーを吹くこと、つまり「指の運動」に多くの意識が向いてしまいがちです。そのままでいると、指は速くまわるけど何だかグッとこない演奏(具体的には、音が痩せていたり、音程が悪かったり・・)になってしまいます。
だからって、なにもロングトーンとか基礎練習ばっかりやれって言ってるんじゃないんです。どんなときも「きちっと吹く/きちっと鳴らす」ことを忘れないようにしましょう、ってことです。
初心者の方は・・
とにかく消極的な吹き方ではイイ音は出ません。思い切りよく吹き込んであげましょう。リードがよく振動し、楽器がきちっと鳴ると、心地のイイ吹奏感が得られるはずです。その感覚を身体に覚えさせていきましょう。
ただし、思い切りよく吹くというのは、力まかせに乱暴に吹くということではないので注意してください。力まかせに吹くと、アンブシュアは崩れ、息がまとまらずにムダに使われてしまうので、よけいに芯のない音になり、肺の空気もスグなくなってしまいます。
リラックスして、ブレスを大きく吸い、アンブシュアは始めから終わりまで崩さないように、腹式呼吸でしっかり息を支えてあげます。とくに最初のうちはこれらのポイントをしっかり押さえて吹くクセをつけましょう。
楽器がきちっと鳴っていると、それだけでテンション5倍アップです☆
一人で練習するとき、どんな練習が上達への近道になるのでしょうか。
練習にたくさん時間をとれる方もいれば、普段はなかなか楽器を吹くのが大変な方もいると思います。もちろんたくさん練習するにこしたことはないのですが、時間以上に、また練習の内容(プログラム)以上に肝心だと僕が思うのは・・・練習するにあたっての気持ち、考え方です。
どんな練習をするにしても、とにかく「ここを強化しよう!」というポイントを定めて、そのポイントに関して自分に甘くならないよう丁寧に数回くり返します。
たとえばロングトーンなら、音色やピッチが揺れないように集中して丁寧に。ここでのポイントは「揺れてないかどうか」だとして、その審査が自分で甘くならないようにします。これを数回やるだけで、何も考えずにただプ〜〜〜〜、プ〜〜〜〜、と10分も20分も吹いているより効果があると思います。
いたって当たり前なコトのようですが、実際はそうやってシビアでいるとけっこう疲れます。だから逆にたくさん時間があったとしても、自分の集中力と相談して、集中が切れたら休憩するとイイと思います。
音楽は楽しいものですし、甘口でももちろんイイんですが、ときに(練習するトキ)ピリリとスパイスが効くと、より美味しくなります。(なれない料理の例え・・で上手くない)
そうやって練習した効果を自分で確認できると、またさらに吹くことが楽しくなってきますよ!
じつはサックスというのはピッチ(音程)の不確かな楽器です。
たとえばちゃんと調律されたピアノでは「ド」の鍵盤を押せば「ドー」と鳴りますが、サックスでは「ド」の指使いで息を吹き込んでも、かならずしも正しいピッチの「ド」の音はでません。
ちゃんとしたアンブシュア(口の状態)、息の入れ方をして、自分の出している音を注意深く聴いて、正しいピッチに合わせていきます。大変なようですが、毎回これらのコトに気をつけて吹いていけばピッチは良くなっていきます。
なんだかやっかいな楽器だなー、と思うなかれ。このことも含めたいくつかの要素が、サックスをヒジョーに人間味の出る、表情豊かな楽器にしているのです。歌を歌うのと似ているかもしれません。
ピッチをしっかり自分でコントロールできるようになれば、逆にいつでも正しいピッチの音しか出せない楽器よりも表現の幅は広がるということも言えます。もちろん楽器にはそれぞれ特性があって、そういう比較はナンセンスですが・・。
なにが言いたいかというと、サックスというのはピッチの不確かな楽器ですが、いや、だからこそ、それを補って余りある魅力を持った楽器だというコトなのですー。おおお!
今年は梅雨ナシで夏に突入かとも思いましたが、ここにきてやっと梅雨らしくなってきましたね。夏までもう少し!暑〜いの、汗かくのはあんまり得意じゃないけど、なんやかんや言ってやっぱり心躍るなー、夏!
さて、ジャズはモダンジャズ以降、しっとりした夜のイメージが強くなって、あまり夏と結びつきがないような気が・・・少しします。ジャズフェスとかはあるけどね。スウィングジャズとか陽気だけどね。
逆に暑い季節にググッと盛り上がりを見せる音楽もありますね。サックスがよく活躍するジャンルではレゲエ、スカ、ファンクなどがあります。そーです。夏は元気よくブロウしまくりたいもんです。
ところでこの時期、練習で気をつけたいのが「脱水症状」です。空調もない部屋で汗ダクになって吹き続けていると、バタリと倒れかねないです。休憩を入れながら、水分をちゃんと摂っていきましょう。
もう1つ、楽器の管理です。とくにリードやマウスピース。ケアを怠ると、キョーレツな香りを放ちはじめます。これまた衛生上危険です。ご注意を!
